大学進学でひとり暮らし
高校生になり進路を考えたとき、私は絶対に一人暮らしをして大学生活を送ると心に決めていた。実家での生活から逃げたい一心からだった。県外への進学は特に反対されなかったが、県内の短大で十分だとか、近場で国公立にいけばいいなどと父に何度か言われたが気にせずに行きたいところを選んだ。
晴れて県外への進学が決まり、一人暮らしを始めたとき解放感で満ちていた。家事などやらなくてはならないことはあったが、自分で決めて生活できることがこんなに楽しいのかと毎日楽しかった。このとき、物理的に実家から離れて生活できたことは私の人生で大変意義深い出来事だった。
大学ではいままで出会ったことのないような人たちと学び、価値観が変わったり社会の視野が広くなったり刺激的だった。世の中にはいろいろな人がいるな、私ってつまらないなとネガティブな気持ちになることもあった。
就職活動は難航し、希望していた企業からは相手にされずいわば滑りどめのような位置に置いていたような企業の選考がスムーズに進んで内定をいただいた。希望する企業に就職できないからと浪人する勇気はないし、なかば投げやりに卒業し就職した。ここでも実家に帰りたくない私は県外で就職を決めたのです。
私自身は実家から出たいという気持ちが強かったが、実家にずっといたいという人もいる。それはそれで居心地のいい家族関係でいいなと素直にうらやましかった。
新しい家族
就職から三年ほど経ってから結婚し、新しい家族ができた。夫はとにかく穏やかな人柄で、この世の男性でこんな人いるのかといまだに驚いている。この人と結婚できてよかったと思っている。人生が好転したのは夫と出会えたことが大きい。動悸や冷や汗がにじむ日常はもう送らなくていいのだ。
夫がいなくなったらどうなってしまうのだろうと、不安になることがある。それだけ私の人生に必要な人だ。
思いつくネガティブなことの96%は実際に起こらない
さきほど、夫がいなくなったらと考えていたと書いたがこれは96%の確率で起こらない。ということ。だから、起こっていないことに不安になる必要はないのだ。なかには残りの4%のことが気になる方もいるかもしれないが、これを知ってから私自身は「今」の幸せをかみしめて楽しもうという考え方に変わっていった。だから、いまこのブログを書いている瞬間もとても楽しい。
人生は何かするには短く、何もしないのには長い
ときいたことがある。本当にその通りで、だらだら目的もなく過ごしていた時の時間の長さと、自分が挑戦したいことをしている時間の長さの体感は全くちがう。後者は時間が瞬く間に過ぎるとともに、頭の中の疾走感を感じる。そして心地よい達成感と疲労感をもたらす。生きていて楽しいって、こういうことをいうのだなと実感している。
毎日幸せ、はありえないことだがせめて起きていない出来事に不安にならず現実を楽しむ努力をこれからもしようと思う。
みなさまにとって、いまこの瞬間に感じる幸せとはどのようなものですか、少し立ち止まって考えてみるのはいかがでしょうか。
また更新します。
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