パラレルワールドは「観測」すると「出現」する
アドラー心理学の勉強会で、わたしにとってはママ(人生の母みたいな捉え方をしてる)のような存在の方に紹介してもらった本で量子力学的にパラレルワールドを考察するという、これまでの人生で使うことのなかった単語の組み合わせについて学んだ。読んでも読んでもとにかく驚きの連続。
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パラレルワールドというと、今っぽく言えば「違った世界線」である。世界線なんてヒゲダンで初めて聴いた、、、一言でいえば、視座を変えれば、現象は180度変わる。ということ。
なりたい自分になれるのは量子力学的には当然のこと。なりたい自分を「観測」すると「出現」するからである
パラレルワールドは複数存在する、ほしい現実を手にいれるには
その瞬間どの周波数のパラレルワールドを選ぶかはあなた次第。なるほど、ドラえもんのどこでもドアは漫画やアニメの世界だけでなく、誰にでも、もちろんあなた自身にも備わっている。行き来は自由だが、望む現実を「出現」させるには「観測」「意図」すること。私は「子育てに後ろめたさを感じない現実」を望んでいる。これを「出現」させるために、専業主婦になって、子育ての波を受け止める港になろうと「意図」し、子育てを「観測」している。これ、現実になっています。他には、「小さな子どもがいても学べる現実」を望み、「出現」させるために情報を集める、本を読んでみる、一時保育の面談にいく、講座へ申し込む、自分を家以外の場所へ行かせることを「意図」して、挑戦したときの感情や成果を「観測」すると、「出現」したのです。学ぶ環境にどんどん飛び込んでいける現実が。「出現」「観測」「意図」と出来事を構造化していくと、望む現実をつくるためのきれいな循環を自分のなかで生みだせている実感があります。
夢のなかでもあなたは存在する
潜在意識ときいたことありませんか。はいはい、スピリチュアルですね。きな臭い、ブレスレットでも売りつけるの。と警戒したあなたは過去の私と同じ感覚です。イエーイ!見出しに「夢」としたのは、潜在意識という言葉に緊張してほしくなかったからです。夢=潜在意識と簡単に説明できるものではないのですが、ほわほわした軽い気持ちで読んでほしくてこんな表現にしています。
強く願っているのに(「観測」「意図」しているのに)、望む現実が「出現」しないこともあります。それはなぜでしょう。それは夢(潜在意識)のなかで望む現実を否定しているから。例えば、働きたいと考えている、働く現実を「出現」させたいと願っているしている(「意図」「観測」)が実現しないのは、潜在意識のなかで働くことを、今は無理でしょ、気に入る職場が見つからないしと否定しているからです。また、望む現実がぶれつつあることも「出現」しない理由になる。ぶれるということは、複数のパラレルワールドを行ったり来たりして、移行しきれていないということ。ベストチョイスがずっと正解とは限らないのが面白いところ。とはいえ、何が起きても柳に風、大丈夫だよと受け流し◎をだしてあげるのが自分の中にいる小さな自分も喜ぶと思うのでそうしたい。
夢つながりで番外編
北条政子は望む現実(高貴な人と結婚するため)を「出現」させるために、妹(時子)から夢(「観測」「意図」)を買ったのだとか。奇想天外ですね。もう少し詳しく説明しましょう。
ある日政子の妹、時子は夢をみた。それは太陽と月を掴んで左右の懐にいれ、橘が三つ実った枝を見つける夢だった。時子はこの夢のことを政子に話し、政子はこれは「高貴な人と結婚できる夢だ」と感じ、妹にはよくない夢だからと偽ってこの夢を買ったそうです。政子は源頼朝と結婚していますが、高貴な人と前述したのは、時子から夢を買ったときまだ頼朝には出会えていないためです。ちなみにこの夢買いは当時のトレンドで、夢を見る職業まであったのだとか。
政子自身も夢を見ています。その夢は、政子のもとに白い鳩が一羽飛んできてその鳩が金の箱を吐き出した。その箱を鳩は政子の膝の上に置き、中には一通の手紙があった。
ここで政子は目を覚まし、何かいいことが起きるのではと予感していた。
翌日、実際に一通の手紙が届いた。差出人は源頼朝だった。やがて二人の間で手紙のやり取りがなされ、夫婦の契りを交わすこととなった。政子のしたたかさから欲が見え辟易しつつ夢にときめく少女の姿にキュンとする、なんと対照的な印象ですが、政子もこうやって望む現実を「出現」させたのです。
諸説ありますが、政子の夢の翌日に届いた源頼朝の手紙は実は妹の時子あてで、家来が渡し間違えた説もあるそうです。もしそうだったら、歴史は違っていたのかもしれないですね。政子と時子、姉妹で喧嘩したんだろうなと令和の私が心配してみている。
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